月刊「大演説」11月14日(水)婦人の集いにて。

皆さんは、「例えば5年前より暮らしが良くなった」と思われますか。
思わないですよねえ。

では「5年後は暮らしは良くなるだろう」と、思われますか。
思わないですよねえ。

あらゆるデータを見ても、日本は衰退を始めています。
その一番の原因は、子どもの数が減ったということです。
結婚する若者が減ったということも、子どもの数が減った原因のひとつですが、もっと大きな原因は、結婚しても教育費の高さなどから、子ども数を減らしておこうと、若夫婦が思うからです。

データから見ても明らかなことで、30年前より「子どもを産もう」という意識が三分の一に減っています。

日本は「自己責任」という考えを重んじて来ました。
こんな国も、珍しいです。
子育て、教育、医療、介護、障がい者福祉・・・。

ひとり親の90%は母子家庭です。
母さんがダブルワーク、トリプルワークしても生活保護より少ないです。
それでも日本では生活保護を受ける率が極端に低いです。
スウェーデンでは80%、フランスでは90%が堂々と生活保護を受けます。
日本では20%もありません。
「努力が足りん」と言われるのが日本社会です。

今や日本は、誰かが困っている国ではありません。
大勢の人が、将来不安におびえている国になってしまいました。

私は、今、病気をしても、失業しても、長生きしても、子どもをたくさん作っても、心配しなくていい・・・貯蓄ゼロでも、不安ゼロの社会を作ろうと、研究を始めています。

税金は「暮らしの会費」であるという考えで、税金は高くなるけど、みんなが信頼し合える社会を作ろうという運動です。

例えば、北欧の人々は、高い税を払っています。
だけど経済は成長し、信頼度や幸福度は高いです。
税をうまく利用しているからです。

どうか、どうか浦上忠文に期待して下さいな!


神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
http://www.uragami.jp/

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