文ちゃんのひとりごと 2022.8
月曜日, 8月 1st, 2022暑いですなあ、夏休みです。
ご機嫌いかがですか!
夏休みの初め頃になると、心に浮かぶことがあります。
東京都世田谷区立代沢小学校4年生の林間学校。
昭和31年。1956年のことです。
今なら考えられないことでしょうが、林間学校は「行きたい人が参加する」という仕組みでした。
お金のかかることですから、55人のクラスで、参加する人は30人ぐらいだったでしょうか。
その年は、富士五湖の山中湖でした。
小田急線の下北沢から、電車で新松田というところに行き、そこからバスで出かけました。
到着して、富士山が側にあり、大きなことにびっくりしました。
夕方、担任の女先生、三本杉先生も入れてピンポンをしたことを覚えています。
その夜、食事のあと、Y君とS君がふざけて組み合っていて、どんな調子か、S君が痛い痛いと泣き出しました。
すぐに男先生が来られ、右腕が折れていることが解りました。
高速道路のある時代ではありません。地元の医療状態も解りません。
下北沢の名高いD外科にタクシーで運ばれることになりました。
Y君は、東京に帰った夜。ご飯が食べられなかったそうです。
それをからかった友だちがおりましたが、私はY君の悲しみと悩みがよく解りました。
Y君は、林間学校に行くか、ハーモニカを買うか、どちらかを選ぶことで迷っていたのでした。
小学生のことです。
夏休み後半には右手を白い布で吊り下げたS君やY君、そして俺、笑顔で遊んでいました。
【そこで、今月のひとりごと】
人生は、次の瞬間、何が起こるか解らない。
神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
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