文ちゃんのひとりごと 21.04

土曜日, 4月 3rd, 2021

今から63年前。
昭和34年。1959年に小学校を卒業しました。
東京都世田谷区立代沢小学校6年4組。

5組までありました。その上の学年は4組まででした。
その学年は終戦の年昭和20年生まれですから、少ないです。

ですが、それでも生まれてきた子どもたちが我々より一クラス少ないぐらいですんでいることは、人間の生命力の強さに感動します。
次の年から、団塊の世代!
6組ありました。

卒業の記念に、桜の苗木を頂きました。
紅白まんじゅうとか、文房具なんかは記念品として頭に浮かぶところですが、桜の苗木にはびっくりしました。

マンションなんか、一軒も無い時代です。

代沢小学校は、駅は下北沢。
小田急線の急行が新宿を出発して始めに停車する駅です。
井の頭線では渋谷から5分。下町と山の手の混在したまちでした。
原っぱは適当にあり、北沢川ではザリガニで遊べました。
家の二階から富士山が見えました。

倉庫に苗木を見に行きました。
1メートル20センチぐらいでした。
先生に聞きます。
「どれぐらいで花が咲きますか」
「来年、遅くても再来年」
「桜は、すぐにでっかくなると父さんが言ってましたけど、うちは庭が狭いんです」
「お前が立派になって、大きい家を建てるんだな」

中学校の入学式の時に、アパート住まいのK君が「玄関側の空き地に植えた桜、咲きやがってるぞ」と言ったので見に行きました。
三輪咲いていました。みんなでパチパチ手を叩いて。
桜を称えました。

その後、下北沢は、大開発時代を迎えました。
でっかい桜になった苗木は、何本あったことでしょうか!

【そこで、今月のひとりごと】

記念品に「桜の苗木」を選んだ先生は偉いなあ。
それから10年で東京を去りましたが、青年桜は爽やかに眼に残っています。


神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
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