月刊「大演説」

2月28日。神戸市議会予算特別委員会の建築住宅局審査にて。

水曜日, 3月 1st, 2023

少子化対策、少子化対策といって、政府は児童手当の増額や、不妊治療への手当増額なんかが対策や!と言っていますが、皆さんはどう思われますか!

それらは結婚した後の話で、ある意味、成功者の話です。
結婚できない人をどうフォローするかが、私は大問題だと思っています。
非正規労働の人は、労働者の約40%です。
その内の半分近くは、年収200万円以下です。

それで、どうやって結婚しなさい、こどもを産みなさい、と言えるのですか。
小泉内閣が「自民党をぶっ潰す」と叫んで、潰したのは日本ではありませんか。
竹中大臣が、どこでも好きに働ける世の中が良いのだと言って、国情が違うアメリカのマネを導入して、低い給料だけれども安心して暮らせる終身雇用を壊してしまいました。

将来に希望の持てない日本になってしまいました。
いまさら、非正規労働者の給料を全般的に上げるのは無理な話です。
ですが、住宅費への心配が無くなれば、生活への安心感や、将来への希望が持てるのではないでしょうか。
給料が安くても結婚できるのではないでしょうか。
住宅費を全面的に支援するのです。

20代30代の生活水準を元に戻すことをしないと、出生率の上昇は、到底見込めません。
社会全体を、どう底上げするか!
住宅政策の仕事だと思われませんか!

神戸市から、国へ!
住宅政策の大転換を提案しようではありませんか。

 


神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
http://www.uragami.jp/