文ちゃんのひとりごと 21.03

月曜日, 3月 1st, 2021

 「春が来た来た甲子園」

昭和22年4月。戦争と、終戦後の混乱で中止されていた「選抜中等野球大会」が再開されたときの、主催新聞社、毎日新聞の見出しの言葉です。
わが父の自慢の言葉です。
当時、父は毎日新聞大阪本社の整理部長、デスクをしておりました。

 

終戦が昭和20年8月。1945年。
さすがに翌年に選抜野球を開催するのは無理でした。
選抜の参考にするのは秋の地方大会です。
終戦の秋に野球は出来ませんでした。
それでも翌年に夏の大会は開催しています。
われわれ日本人の根性はすごいものです。
腹ぺこでも、野球となると命をかけて頑張るのですから。

その秋には地方大会が開かれました。

そこで、翌22年。1947年には、選抜が再開されました。
今の選抜高校野球大会です。

 

日本に平和がやってきた!
終戦後2度目の春がやって来た。

嬉しい想いに、「♪春が来た 春が来た どこに来た・・・♪」
という、誰でもが知っている「春の歌」を引っかけて「春が来た来た甲子園」という言葉になったのでしょう。
名コピーだと思います。

 

昭和21年には、父に4番目の子どもが誕生しています。

私です(笑)

その喜びも、心のどこか奥底にあったことでしょう。

 

この国は、この先どうなるのだろう、という心配や不安もあったことでしょう。野球どころやない方も、たくさんおられたことでしょう。

ですが、この言葉を目にして元気づけられた方々も、勇気を得た皆さんもたくさんおられることでしょう。

 

 今、コロナ禍の日本です。

 「春が来た来た。マスクを取ろう!」という日がやって来ることを期待したいものです。

【そこで、今月のひとりごと】

言葉の力は偉大です。磨こう、言葉の力を!


神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
http://www.uragami.jp/