幼い頃から自覚してることですが、私は「せっかち」で
す。「あわてもの」です。
野球少年でしたが、バッターとして、第一球から打って
いくタイプです。

大丸でコーチを務めさせて頂いていたときに、なかなか
打たない選手がおりました。エースです。投球は完璧に
近い選手です。打撃もセンス良く、５番でした。

野球を知っている人はおわかりでしょうが、バッティン
グチャンスというものがあります。ワンツーやノーツの
場合です。ピッチャーはストライクを投げてきます。
「それを狙え！」というのに、彼女は打たないのです。

「なんでやねん。打たんかいな」と言うと、彼女は。
「次に、もっと打てる良い玉が来るかもしれへんやん」
と笑うのでした。
「文ちゃん（＝私のこと）あわてたらあかん！」と、
笑うのでした。
彼女ほど、勉強になった選手はおりませんでした（笑）

神戸市会議員　浦上忠文