私の履歴書・・・長い入院生活。
大手術後の危機を脱した父は、部屋に戻ってきました。
人工的に造った気管の掃除と、排便排尿の世話、胃瘻へ
の食事注入、筆談による用事への対応が仕事でした。部
屋は個室でした。
夜も、泊まって世話があります。対応するのは、母と、
派出婦さん、そして、私です。母は、毎日やって来ます
が、私は夕方から朝までです。個室の付き添い人間は、
ドクターと看護婦さんの食堂使用が認められました。
値段は忘れましたが、よく、こんな食事で身体が持つな
あ、と頭が下がる思いがするメニューでした、。
朝は、ごはん、味噌汁、生卵、小さなお漬物です。お茶
は、大きなやかんでなんぼでもありました。
夜は、ごはん、味噌汁、おでんが3品か小さな魚の煮付
け、小さなお漬物です。まったく素朴ではありますが、
ほとんどの患者が、厳しい病状の病院で戦うには、ふさ
わしいような気持ちにもなるのでした。

