私の履歴書・・・秋深し!
昭和40年、秋。19歳。父さんは、新しい母さんとの結
婚式を来春に決めました。「天草ふじ」さんにはお暇を出
しました。品川駅まで送って行き、何回も何回も握手をし
ました。
晩ご飯は、隣の長兄のお嫁さんのお世話になることになり
ました。といっても、下北沢でぶらぶらもしていますから、
週の半分ぐらいです。長兄もよく飲むタイプでしたから、
3人でよく話し、よく飲みました。
その頃から、私は強い文学青年になっていきました。亡く
なった母さんに買って貰っていた「日本文学全集」をやみ
くもに読み続けました。全部読もう!決意しましたが、そ
れは無理でした。
おのずから、内容や文体に、好き嫌いが生れます。それぞ
れの文学者の、内容のしつこさにびっくりしました。長兄
は調子のよい男でしたから、「文ちゃんは負けてへんで」
と励ましてくれました(笑)

