私の履歴書・・・禍福!
父は、正月にわが父を亡くしたことを「禍福、あざなえ
る縄の如し」と、正月に葬式があることを表現していま
した。考えてみれば、90歳ですから、いつ亡くなって
もおかしい歳ではありません。
ですが、ほんまに元気やった祖父のことを思えば、はか
ないものです。耳だけは、遠くなっていまして、筒を作
って、これで話せ!それでも、ここ一年ぐらいのことで
あります。健康そのものでありました。
昭和の初めに作った座敷を「新座敷」と家では呼んでい
まして、新座敷の2階の一間が祖父のアトリエでした。
「南画」が趣味でしたから、硯やら、様々な筆やら、絵
具やらが唐風の箪笥回リに散らばっていました。
葬式に帰った時に、チラッとみたのですが、元日の朝刊
のカラー印刷の誰かの絵が、壁に押しピンで止めてあり
ました。ということは、死の前日まで創作意欲は満々だ
ったということです。見習わんとね(笑)

