私の履歴書・・・母とのお別れ!

昭和39年10月17日、土曜日。3時間目、漢文の授
業でした。廊下に、足音が聞こえ・・・ああ、きっと父
から連絡を受けた事務員さんが、用務員さんに伝えて、
連絡に来られたんだと、とっさに解りました。

漢文の先生は、仲良しの私の方を見て「浦上、すぐ病院
へ」タクシーで病院へ行きました。「えらい早いな」と、
タクシーで来たことを父は、誉めるのでした。母さんは
最近の毎日どうり、静かに眠っていました。

長男を産んだばかりで、詳しい連絡をしていなかった姉
が3歳の長女を連れ、長男を乳母車でやってきました。
父が廊下で、いよいよだ、と、伝えたのでしょう。姉は、
ええっ、よいう顔を見せました。

病室は特別室で、看病の父が、夜、眠っていた和室があ
りました。そこで姉と、お互いさびしい顔を見合わせまし
た。「何よ・・・」「なんでもない」不思議な時間でした。
看護婦さんが、何度も出入りしました。

Comments are closed.