私の履歴書・・・母さんの入院。

長兄は、東洋レーヨンという会社に入って2年目でした。
当時、会社は調子が良く、宣伝部でボクシングのテレビ中
継の仕事をしておりました。次兄は、慶應の工学部の修士
課程に進んでおりました。

3人の中では、次兄が一番時間の余裕があり、何かと入院
の世話をしておりました。入院したのは、飯田橋の日本医
大付属病院です。入院してしばらく後、夜、飯田橋の寿司
屋に呼ばれました。父さんは病院に泊まっていました。

「びっくりするなよ。母さんは、白血病病や。あんまり状
態は良くないらしい。だから、土曜日曜は、病院で勉強す
るように」丁度、東京オリンピックが始まろうとしている
時代でした。

「ああ、それからオリンピックの開会式は、母さんといっし
ょに病院で見るように」飯田橋から新宿を回って、家に帰り
ましたが、いままで、のんきに日々を送っていましたが、世
の中には、今夜の俺のような気持ちで暮している人も、たくさ
んおるんやろうなー・・・。

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