私の履歴書・・・母さん。

高校3年生になって、母さんとの思い出はなお強くなり
ました。夏休みの終り頃、それまで床に付いたことの無
かった母が、しんどいと言って横になりました。われら、
男、三兄弟はびっくりしました。

昭和39年のことです。洗濯も、料理も、三兄弟で挑戦
しました。味噌汁がなんぼたっても出来へんなあ、と不
思議がっていましたが、白い味噌とラードを間違えてい
たのでした。

三人とも、それまで台所や洗濯場に入ったことがありま
せん。床の母さんから指示を受けて、なんやらかんやら
やってみますが、うまく行きません。4年前に結婚した
姉さんが、時々やってきて家事が回りました。

ある夕方、家に帰ると母さんがおりません。さびしい夕
方です。次兄が帰ってきて、母さんが入院したと、教えて
くれました。調子が上がらない母さんに、父が入院を勧め
たようでした。火の消えたような、家です。

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