私の履歴書・・・平家物語。
昔の話で言えば、源氏物語は、まったく好みに合いませ
ん。「好きや」とか「嫌いや」とか、不倫とか、登場人
物、みんな、いったい何を考えて生きてはりまんのや。
その点、平家物語は、凜々しい物語で、好きでした。
昔の宮廷の物語を、谷崎潤一郎さんはじめ、沢山の方が
現代訳しておられます。波長が合わないと言えば、それ
までですが、たとえば、父の再婚より20年近く後の、
「おしん」というテレビドラマの方が千倍好きです。
私は、実母が亡くなって一年も経っていないのに、再婚
しようとしている父さんの味方になろうと決意していま
した。「文ちゃんは、どう思ってるのか」と、わざわざ
訊いて来るおばさんもおられました。
「そんな、ことは父さんに聞きなはれ」と答えました。そ
の、おばさんは、母を亡くした直後に父が再婚を言いだす
ことにあきれている感じでした。暇な人がおるもんやなあ、
と、私はあきれ果てていました。

