私の履歴書・・・夕方!
私の学校に連絡があったのは、父が病院から「今日あたり、
厳しい」という言葉を頂いていたからでした。それなりに
解ることがあるのでしょう。確かに日暮れが近づくに連れ
て、病室はあわただしくなってきました。
長兄や次兄も、姉も揃いました。夕方近く、看護婦さんの
親分のような方が、言葉をかけてあげて下さい、と言われ
ました。反応はありません。少しは上下していた心電図の
波が一線になりました。
心臓マッサージを続けていた若い医師にかわり、中堅医師が
心臓あたりに太い注射を行いましたが、一線は変りません。
中堅医師が、「お気の毒ですが・・・」と父に伝えました。
父は、眼鏡をとって、ベッドのふとんに顔をよせて、
「おかーちゃん、よー頑張り張ったなー」と3秒ほど泣いて、
顔を起しました。姉も、長兄も、次兄も泣いています。私も、
少し泣きました。こうやって人は死ぬものか・・・。俺のこ
とを、本気で心配してくれる人がおらんようになったか!

