私の履歴書・・・めでたい死。

「おめでたい死に方や」とみんながおっしゃいました。
明治9年1月1日生れで、わずらいもせず、昭和41年
1月2日に、誰にも迷惑をかけず、お屠蘇を飲んで亡く
なるのですから、こんなに目出度いことはない!

ほとんどの方がおっしゃいましたが、仲の良かった孫か
らいえば、91歳と言えど、やっぱり寂しいことでした。
足守郵便局の方が昭和26年の開局以来、最多の多さの
弔電を、「整理せよ」と、父から命じられました。

神道ですから、普通の通夜のことを「前夜祭」と呼びま
す。前夜祭は1月4日。本葬は5日と決まりました。弔
電の整理は、毎日新聞岡山支局長さんと行いました。
「御尊父様の・・・・」といった定例の弔電の中で、

「吉備の国 長寿と言えど 春悲し」父と仲の良かった
論説委員の方のものでした。吉備の国と、長寿はあって
るなあ・・・これが文学っちゅうもんやろなー、と、支
局長さんと、これを葬儀の一番手にあげました!

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