文ちゃんのひとりごと 2019.03

ポスターを創ることを職業にしていたことがあります。
大丸というデパートの宣伝部です。

宣伝部に配属された時、上司から言われた言葉が忘れられません。考え過ぎるなよ。悩み過ぎるなよ。悩み過ぎて、そこから飛び降りたやつがおるねんで」と、窓を指さされました。

ポスターは、ふたりで創ります。デザイナーとコピーライターです。
美術と文学の融合のようなものです。
いっしょに町を歩いたり、美術館に行ったり、居酒屋で議論したり、コースターの裏に絵を描いてみたり・・・。
ようやくラフ案が出来ます。
上司に提案します。
たいていは、却下却下の連続です。
「窓」のことが、心を横切ります。

ポスターに到達点はありません。どんな美術だって文学だって一緒でしょう。
ですが努力していると、その製品など告知したいものが、語りかけてくれることがあります。やっぱ、努力です(笑)

中学校生徒会長に立候補した時から、ポスターに悩んでいます(笑)
その時は、丸坊主で明るくて「太陽」というあだ名でしたので、画用紙に真っ赤な太陽を書いて、「富士中を太陽のように輝く中学に!」というコピーを添えました。
好評でした。
当選しました。

【そこで、今月のひとりごと】
この写真の人物は、何を語りかけてくれるのでしょうか?


神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
http://www.uragami.jp/

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